GoogleがVoIP? 謎が多いGoogle Talk

とっかかり

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086600,00.htm

音声通話機能について謎が多すぎるので、調べてみた。
誰か詳しい情報を持っていれば、是非教えていただきたい。

Jabber

まずはベースになっているとされている「Jabber」について。

Los Angels Timesの記事

CNET JAPANの記事からリンクされている元記事も読んでみた。

以下和訳。

Googleはキーボードでのチャットをもっとユーザに使ってもらおうと計画している。
Google Talkは、競合他社によって提供される同様なプログラムのように、
ヘッドセットを使った音声会話機能も提供しようとしている。

とある情報筋によると、Googleは水曜日に製品をリリースしようとしている。
別の情報筋によると、GoogleはいつGoogle Talkをリリースするかは分からないが、
少なくとも一ヶ月間サービスのテストをしている。

記事によると早ければ明日リリース?

音声機能がどうなっているか気になる

Jabber自体に音声通話機能がない、としても、オープンソースで音声通話機能を持つものは少なくない。音声通話プロトコルとして有名なRTPもオープンソースのものがあるし、CODECも同様で、それらを組み合わせたVoIPソフトウェアももちろんある。動画プレーヤーとしてVideoLANを採用してしまうくらいだから、このへんの知識もノウハウも豊富だろうし、優秀な人材も豊富だろう。つまり、GoogleVoIP機能を取り入れるのは、難しいことではない、ということだ。

SkypeのようなP2Pによるネットワークモデルがあるかどうかは現時点では分からない。
むしろ、比較対象としてSkypeを上げることが適当なのだろうか。
元記事には、Skypeという表現は一切出ていない。
代わりに、Yahoo、AOL、Microsoftが提供するIMは、競合対象として何度か出ているように思える。

Googleの本懐

忘れてはならないのが、Googleは検索技術を持つ会社である、ということ。
Google Talkでも、何かしらの情報に対して検索をかけてくるはずである。
単純に考えると、ユーザが入力するメッセージに対して検索をかけるような気がするが、
それに関する予想はここではやらない。「音声通話がどうなるのか」に一番興味があるからだ。

音声会話に対する検索もかけてきそうな気がするが、個人的な感想としては、
音声のテキスト化はまだ十分ではないように感じる*1
もしそうだとすれば、音声会話機能は、Google Talkにとっておまけにすぎないものになるのだろうか。

Skypeだけが持つ通話品質の高さと他のプログラムの通話品質の低さについて

YahooやMSNのIMの音声通話機能は、何かしらの制限によって音声通話品質を故意に落としているような気がする。マシンスペックやサーバ負荷を考慮してのものかもしれない。サーバ負荷を考慮して、ということであればSkypeは優位になる。しかし、P2Pでなくても、NAT越えを使えば、サーバ負荷を減らすことが出来るような気がする。

まとめ

ごちゃごちゃしてきたので、今回はこのへんで止めておきます。

*1:音声のテキスト化は、JuliusとIBMのViaVoiceしか知りません。