OpenSSL 1.0.0 がリリースされている

ついに出ましたね。と思ったら、2010/03/29 に出ていたのか。

せっかくなので、Snow Leopard でビルドしてみました。

mkdir tmp
cd tmp
wget http://www.openssl.org/source/openssl-1.0.0.tar.gz
tar xzvf openssl-1.0.0.tar.gz
cd openssl-1.0.0
./configure darwin-i386-cc
make
make test
sudo make install

ビルド環境は以下の通り。

CHANGES を見ると最近続いていたバージョンアップと違い、かなりの修正が入っていますね。気になったところをピックアップしてみました。

  1. x509 ユーティリティに下位互換性維持のため以下のオプションを追加
      • subject_hash_old
      • issuer_hash_old
  2. デフォルト構成で MD2 を無効化した
  3. 差分 CRL のサポート ( Google による)
  4. その他にも CRL 系機能の強化
  5. TLS 関係の関数追加
    1. SSL_get_servername()
    2. SSL_get_servername_type()
    3. SSL_set_SSL_CTX()
  6. s_server でサーバ名が指定可能に
  7. デフォルト構成で Camellia を有効に ( NTT による)

量が多すぎて全部追うのは大変ですね。