IntelとSkypeの提携により音声品質が改善されるのか?

IntelSkypeの提携による、VoIP利用者の増加と、品質の改善が直感的じゃなかったので、考察してみました。

SkypeのCODECとしてGIPSのCODECが使われていることは周知のことだと思う。
もし、音声の品質改善を考えるなら、IntelとGIPSが提携するんじゃないだろうか?
CODECを持っているのはGIPSで、Skypeはそれを使っているだけである。

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20086651,00.htm

単純に音声の品質だけを考えるとこうなる。
しかし、Skypeでは音声の暗号化をやっている。
この暗号化が、GIPSのCODECによるものでない場合、この提携はなんとなく頷ける。

これは私見だが、SkypeVoIPソフトの中でも動作が重い方に分類される。
その原因の一つが、音声の暗号化だ。
音声の暗号化がSkypeがCPUに与える付加の割合を詳しく調べたわけではないが、
CPUが600MHz程度のWindows PCで、CPU使用率が100%になるというのを見たことがあって、
僕の経験からいくとそれは暗号化なしでは考えられない負荷だからだ。
(根拠になる情報をここに出せなくてすみません・・・)

提携により、暗号化処理が高速化され、Skypeがより低いスペックのマシンでも
動作するようになれば、それはVoIP利用者の増加につながる、ということかもしれない。

また、負荷が下って、負荷による処理落ちが軽減できれば、
音の途切れを防ぐことが出来る。