Google Talkはどうなっているのだろう?
Skypeと同じcodecを採用し音質がよいことと、ルーター越えなどの設定をしなくていいので導入しやすいことなどがあります。
という件をきっかけに、Google Talkの中身がどうなっているのかが気になったので少し実験しました。
ネットワークに関して
- UDPで通信を行う。
- 使用する帯域は15kbps〜45kbps程度。Skypeは25kbps程度。
- VAD(Voice Auto Detection)を搭載しているようで、話し声を検出すると大きく帯域を使う。
- LAN内で通話すると、ローカルアドレスを使って通信する。
- 異なるルータ配下にある二点で通話すると、リレーサーバを介して通信する。
- リレーサーバはGoogleが持っているサーバを使っている模様。
P2PやNAT越えの機能はないようです。
ふくれあがる負荷を抑えるにはどう対応していくのでしょうか。
CODECに関して
CODECに関しては、実験からは正しい情報が分からないので、ネットで調べることにしました。
Global IP Sound (GIPS), today announced an OEM license agreement with Google for voice processing solutions.
ということなので、GIPSのページを見てみると、
San Francisco, CA – AUGUST 25, 2005 –Global IP Sound (GIPS), a leading provider of embedded voice-processing solutions for the Voice over IP (VoIP) market, today announced an OEM license agreement with Google for voice processing solutions. The solutions, which improve PC-to-PC voice quality, are being used with the company’s Google Talk, an open, instant communications service.
とのことで、Google TalkもSkypeと同じくGIPSのCODECを採用しているようです。
ニュースリリースには、他にも
- Global IP Sound Technology will Support MSN and Microsoft Office Real-time Collaboration Services
- GIPS Provides Skype With VoiceEngine™ - Voice Processing Technology That Results In Superior Voice Quality
がありました。MSNも、ってのは知りませんでした。
しかし、SkypeとGoogle Talkでは体感した音質に何か違いを感じました。
CODECの設定が異なるんでしょうね・・・。